クレーター治療~クリニック編~

月面の様なボコボコとした
クレーター肌に悩んでいる方は必ず一度は、
「レーザー治療したら良くなるかな。」
なんて、思ったことがあるのではないでしょうか。

レーザーと一言でいっても種類がありますし、
それに伴うリスクももちろんありますので
そのレーザー治療についてお話させて頂きます。

 

◆フラクセルレーザー

レーザーで、お肌の表面に0.1mm程度の小さな穴を
無数に開けて皮膚細胞の入れ替えを行う治療法です。

レーザーにて意図的にダメージを与えて
再生能力を高めてターンオーバーを早急に促します。

フラクセルには2種類の波長があり、

1927nmの波長は、
お肌表面のトラブルを解消する
”美肌治療”に特化した照射方法です。

しわ、くすみ、小じわ、お肌のごわつきなどといった
肌表面のケア、軽度のニキビ跡と毛穴の開きにも有効です。

1550nmの波長は、
レーザーが真皮まで照射して
クレーター状のニキビ跡を治療し、

レーザーの熱エネルギーによって、
ダメージを受けた肌細胞は細胞分裂が活発化し、
”コラーゲンの生成”を促します。

コラーゲンの生成が促される事によって
クレーター上に窪んでいたところが、
ふっくらと盛り上がってくるのです。

また症状によって深さ(エネルギーレベル)と
肌の入れ替え率(トリーメントレベル)も調節出来ます。

エネルギーレベルは4~70mjまであり、
25~70mjではニキビ跡の治療をする事ができます。

トリートメントレベルも5%~48%まで
調節する事が出来ますが、
入れ替え率が上がるほど、赤らみや痛みも大きくなり
ダウンタイムも長くなるので、注意が必要です。

 

◆フォトフェイシャル

顔面全体に光を照射する光治療です。

光の照射によって、
コラーゲンやエラスチンの生成を促します。

コラーゲンやエラスチンは、
肌のハリや弾力の元となっている成分なので、
生成を促す事で弾力アップは期待できますが、
クレーターへの効果は薄く、

シミくすみ改善し透明感のある明るい肌へと
導く事が期待できます。

 

◆ヤグレーザー

照射されると水分に反応して皮膚組織を蒸発させます。

反射作用によって皮膚表面の古い角質が剥がれやすくなり、
お肌の新陳代謝を正常に戻す効果があり、
お肌の深部までレーザーが届きます。

ヤグレーザーには2種類あり
ネオジムヤグレーザー
エルビウムヤグレーザーがあります。

ネオジムヤグレーザーは、
532nmと1064nmの波長があり
肌の浅い層のシミそばかすや
深い層の入れ墨まで治療する事が出来ます。

エルビウムヤグレーザーは、
2940mnの波長でクレーターなどの重度の
ニキビ跡の治療ができ真皮にピンポイントで届きます。

 

◆ピーリング

・ケミカルピーリング
皮膚に酸性の薬剤を塗り角質を溶かして
剥がしやすくし、ターンオーバーを高めます。

・カーボンピーリング
超微粒子のカーボンを皮膚に塗って
赤外線レーザーを照射し、
古い角質や毛穴の汚れを燃焼させます。

・ダイヤモンドピーリング
ダイヤモンドの微粒子が付着したソフトスポンジで
皮膚の表面を研磨します。

・クリスタルピーリング
参加アルミニウムの微粒子を
肌に高圧で吹き付け角質を削ります。

ピーリングは、どれも
肌の表面の角質を取り除きますが、
真皮に到達したクレーターには期待ができません。

 

◆ダーマローラー

細かい針が付いたローラーをお肌の上で転がして
皮膚に小さな穴をあけてその穴を修復する事によって、
お肌の再生を促す治療法です。

シミ、しわ、クレーターなどのお肌トラブルに有効です。

 

様々な、クレーター治療をご紹介しましたが
例えこれらでお肌が綺麗になったとしても、
欠かせないのが基礎化粧品です。

またこちらには書ききれなかったダウンタイムなどの
デメリットもあるのでクレーター治療を受けられる際は、
しっかりとまずはカウンセリングを受け
自身のお悩みや生活スタイルなどにあったものを
選択して下さいね。