【色素沈着型のニキビ跡】美白剤の種類と効果

せっかくニキビケアできたと思っても、
その後に色素沈着した茶色いニキビ跡
くっきり残ってしまった…なんて経験はありませんか?

せっかくニキビに悩まされなくなったと思ったのに、
茶色いニキビ跡を隠す為に
まだまだコンシーラーが手放せない。

だからって言って「美白」のキャッチコピーに惹かれて色々
化粧水や美容液をチェックしてみたところで、

「美白剤の種類が多くてどの成分がいいのか分からない。」
なんて事になりがちです。

なので、もし色素沈着した茶色いニキビ跡に悩んでいるなら
どんな美白剤をお肌に与えるべきかをお伝えします。

 

4つの美白剤

 

最初に結論から言ってしまうと、
ニキビ跡に悩んでいるのなら「美白」のパワーが強いものを
探して使えばいいというわけではないのです。

もしもあなたが
「なんでもいいからとにかくニキビ跡をケアしたい!」
と焦っていると、

逆にニキビ跡に悩んでいる敏感なお肌の状態が
余計に悪化してしまう可能性もありますので、

きちんとニキビ跡をケアするためにも、
美白剤を良く知る事が大切なんです!

早速、代表的な4つの美白成分についてお伝えしますね。

 

●ビタミンC誘導体

 

「美白と言ったらやっぱコレでしょ」ってくらい、
すぐに思い浮かぶのが”ビタミンC”かもしれません。

でも実はビタミンCはなかなか安定しない成分で、
お肌に浸透する前に壊れてしまいやすい成分なのです。
なんて残酷なんでしょうか…。

でも、そんな超繊細なビタミンCをあるんです!
それがお肌でキャッチするための成分「ビタミンC誘導体」です。

お肌に塗るだけだとすぐに壊れてしまって
結局意味がなかったビタミンCを、

安定した状態で角質層まで浸透させる事が出来るよう
生み出されたのが、このビタミンC誘導体なんです。

ただしこのビタミンC誘導体、

◇ビタミンCの濃度自体は薄くなってお肌に届く
◇お肌にビタミンCの効果を見込む為には時間がかかる

と言う2つのポイントがあるのでこれだけだと
実感には時間がかかってしまいがちですので、
他の美白剤と一緒に使うのがベターかもしれませんね!

 

●ハイドロキノン

 

このハイドロキノンはスゴイ成分です。

なにしろ、
「ビタミンCの100倍の美白効果がある」
なんて言われてるんですから。

ビタミンCいっぱい摂らなきゃ~って大量に
フルーツを食べまくるよりひょっとしたらお金的にも楽だし
手っ取り早いのかも…なんて思いませんか??

ただ、ニキビ跡に悩んでるというて事は、
その分お肌も敏感になってるはずです。

その敏感なお肌にとってみたら、
このハイドロキノンは少し刺激が強く感じてしまいます。

なんせビタミンCの100倍でその分成分自体も強いので…
パワフルな成分なだけに使い方も難しいのです。

元々ケアするのに時間がかかるニキビ跡なので、

「刺激が強くても効果が高そう!」と感じるものより
「じっくりケアを続けていけそう!」というものを
ポイントにして美白剤を選ぶ事をお勧めします。

 

●アルブチン

 

アルブチンは、ハイドロキノンをベースにした美白成分で、
”天然”のものと”合成”のものがあります。

特に合成のアルブチンはお肌の敏感な方にとっては
刺激を感じてしまうかもしれません。

また、実はこのアルブチンは、
「新しいシミを予防する効果」は期待出来るのですが
今悩んでいるニキビ跡ケアにはあまり期待が出来ないので
スキンケアにこのアルブチンを取り入れるときは
他の美白剤と一緒に取り入れるのが良さそうです。

ハイドロキノン誘導体とも呼ばれるアルブチンなので、
ハイドロキノンを一緒に取り入れるのも手ですが、
やはりお肌への刺激は意識するべきです。

 

●トラネキサム酸

 

結論から言いますとニキビ跡に悩んでいるのなら
この”トラネキサム酸”をお肌に与えてほしいです。

その理由をお話する前に…
あなたは、「プラスミン」を聞いた事ありますか?

なんだか可愛らしい名前ですが、
このプラスミンがニキビ跡を生み出す原因のひとつです。

ニキビが潰れてニキビ跡になると
メラノサイト(色素細胞)が活発になりますが、
このメラノサイトを刺激するのがプラスミンなんですよ。

この邪魔なプラスミンの働きを抑えられたら…と思ったら、
ぜひ覚えて欲しいのがトラネキサム酸です!

トラネキサム酸は、まさにこのプラスミンの活性を
阻害する成分で新しいニキビ跡の予防に役立ちますし、
さらに言うと、お肌の炎症を抑える働きもあります。

という事は…
ニキビ跡の中でも色素沈着した茶色いニキビ跡だけでなく
初期の赤いニキビ跡にも同時に悩んでいるのなら
まさにトラネキサム酸の出番と言うわけです。

「ニキビ跡の上に、また新しいニキビが出来やすい。」

「そのせいでケアするどころか、
どんどんニキビ跡の色が濃くなってしまう。」

なんて悩んでいる場合は、このトラネキサム酸を
お肌に与えてニキビ跡をケアして下さいね。

 

結論

 

ニキビ跡に一番期待できるのは単純に
「美白」を目的にするだけだったらハイドロキノン
一番パワフルに美白を促してくれると思います。

でも、繰り返しますがニキビ跡に悩んでいる敏感なお肌には
このハイドロキノンは少し刺激が強く感じてしまいます。

なので、ニキビ跡がこれ以上濃くなってしまうのを
防ぎつつ、今あるニキビ跡を美白ケアするために
”トラネキサム酸”をお肌に与えてほしいのです。

さらに、一緒に”ビタミンC誘導体”が与えられると、
よりベターですね!

色々な「美白」を売りにした化粧水や美容液がありますが
もしあなたがニキビ跡に悩んでいるのなら、
敏感な状態のお肌にも使えそうか見極めながら
ニキビ跡ケア用アイテムを選んで下さいね。